【ポートフォリオ】ゴールドには投資する？

今日はゴールドへの投資について考えてみました。
最近、とても人気ですね。

一般にゴールドは、株式や債券などの資産のリスクヘッジとしての立ち位置だと思います。
ただ、最近は金自体のキャピタルゲイン（値上がり）を狙って投資を検討している方も多いのではないでしょうか。

私は、メインではないですが、月々積み立て中で、今は確かにプラスです。
今日は、現物ゴールドとペーパーゴールドという二つの主要な形態のメリットとデメリットをまとめてみました。

1. 現物ゴールド（リアルゴールド） 現物ゴールドとは、金貨や金地金（インゴット）のように、実際に目で見たり手で触れたりできる金を指します。

• 利点：
・普遍的な価値と安心感: 現物の金は世界中で価値が認められており、紙幣や株券が信用を失うような事態になっても、それ自体で価値を保ち続けます。
・無価値にならない実物資産: 株式などのペーパー資産と異なり、金は無価値になることがありません。
・ 長期保有に適している: どれだけ保有しても固定資産税のような税金がかかることがなく、長期保有に非常に適している。
・ インフレヘッジ: 歴史的にインフレ時に価値が上昇する傾向があり、物価上昇による資産価値の目減りを防ぐ効果が期待できます。
・満足感: 実際に手に取って見たり触れ、その「キラキラ」とした輝きが、特別な感覚や喜びをもたらします可能性があります。

• 欠点:
・保管リスクと費用: 自宅での保管には盗難や紛失のリスクが伴い、銀行の貸金庫などを利用する場合には費用がかかります。
・利益を生み出さない: 配当を出す株や家賃収入のある不動産、利息のつく現金とは異なり、金自体は利益を生み出さない。

2. ペーパーゴールド ペーパーゴールドとは、金そのものを保有するのではなく、金の価格に連動する金融商品に投資することを指します。具体的には、金の先物取引、オプション取引、金ETF（上場投資信託）、金投資信託などがこれにあたります。

• 利点:
・売買: 証券会社などを通じて、株式や投資信託と同じような感覚で手軽に売買できます。
・ レバレッジの利用: 金先物取引などでは、レバレッジをかけて大きな利益を狙うことも可能です。
・保管場所が不要: 金現物のように保管場所を確保したり、管理したりする手間や費用がかかりません。

• 欠点:
・実物の裏付けの不確実性: 実際に金を保有しているわけではなく、「金の価格に連動した債権」に投資しているに過ぎません。実際の金よりも多くのペーパー契約が流通している可能性があり、「無いものは無い」と引き渡し不可能を宣言されるリスクもゼロではありません。
・ 発行体の信用リスク: 金融機関が発行する商品であるため、投資する金融機関の経営状態が悪化したり、万が一破綻したりすると、投資した資金が戻ってこないリスクがあります。

いかがでしょうか。私個人は、リスクヘッジとしてのゴールドは有りだと思っています。
ただ、あくまでゴールド自体はモノであり、それだけでは利益は生み出さないこと、
（もちろん、商業や工業用として、とても大事な資源ではあります）
もし投資するのであれば、現物とペーパーのどちらを購入するのか、
ゴールド独特の特性を理解し、投資目的に応じた後悔しない商品選択をしていただきたいと思います。
※必ずしも特定の商品への投資を推奨する意図ではありませんので、最終的な選択はご自身でお願い致します。